クライアント候補の方から今一番ご質問頂くのはやはり消費税増税について。
当事務所のHPでもご紹介させていただいていますが、 消費税増税の有無決定直税ということもありこちらのブログにも再掲載させて頂きます。 Q 消費税はいつのタイミングであがる? 消費税は2014年4月1日から8%、2015年10月1日から10%に引き上げられる予定です.(引き上げの半年ほど前の経済状況を踏まえた上で最終決定されます) ※「消費税増税関連法案」の概要/財務省Webサイトより http://www.mof.go.jp/about_mof/bills/180diet/tk20120330g.pdf 建築や住宅を取得する場合、どのタイミングで消費税の上がった分が加算されるのでしょうか?消費税増税までに契約を済ませばよいのか、確認申請が通っていればよいのか、着工していればよいのか… ■消費税アップのタイミング 消費税増税分が加算されないためには、増税前に引き渡しが完了していなければなりません. 8%への増税前であれば、2014年3月31日まで、10%への増税前であれば、2015年9月30日までに建築が完成し請負業者から引き渡しを受けていなければなりません. 建築工事は、基本設計から実施設計、確認申請、工事期間まで少なくとも半年以上の期間がかかります.また増税前は駆け込み需要で、施工者会社が忙しく、無理な工事をすることも考えられます. まだ消費増税については流動的な部分もありますが、注文住宅など建築を考えられている方は、早めのスケジュール組みをおすすめします. また、以前、消費税が3%から5%に引き上げられた時には、施行日の半年前までに、請負契約を済ませていれば、引渡しが施行日を過ぎていても税率は3%のままという経過措置が適用されました. 現況では平成25年9月30日が8%に引き上げられる前のリミットです. 今回の増税でも同じような経過措置がとられる可能性があります. とはいえ、大金がかかる建築工事において駆け込みの契約ありきで実際の建築プランの内容が伴わなければ意味がありません. 繰り替えしになりますが、早めの情報収集、準備、荻原雅史建築設計事務所への相談をおすすめします. ■課税対象 消費税が課税対象となる主なものは建築費で、土地代金には消費税は掛かりません.ただし土地に関する項目において、造成費、地盤調査費、地盤改良費、不動産会社へ支払う仲介手数料などには、消費税は掛かります.その他、設計事務所への設計・監理費、司法書士、土地家屋調査士の手数料、金融機関の融資手数料も課税対象となります. ■反動減対策 政権与党は消費税増税の施行後の反動減を抑えるため、2013年12月末で期限切れとなる現行の住宅ローン減税を4年間延長するとともに、最大控除額を一般住宅で10年間400万円、認定住宅で10年間500万円引き上げることを決定しました.ただし、消費税が上がる前(2013年3月末予定)までは現行制度のままとなります. さらに2014年4月の消費増税後に住宅を購入した住宅ローン減税の利用者を対象に、所得税と住民税の減税枠で使い残した部分を現金で補填する支援制度を設けることも決まりました.(現時点では具体的な給付額や仕組みが決まっていない部分もあります) ぜひ、ご不明な点などありましたらお気軽にご相談ください。 荻原雅史建築設計事務所 〒164−0012 東京都中野区本町6-44-3-101(東京オフィス) 〒389-0404 長野県東御市大日向368-1(長野オフィス) 電話:03−6454-1427
by masashiogihara2
| 2013-09-23 10:43
| 時事
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