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住宅着工戸数

こんにちは、スタッフの小林です。

早くも7月ですね。今日は久々に気持ちのよい天気ですが、
まだまだ変わりやすい天気がつづいているので、梅雨明けが待ち遠しいです。

さて、先月末に国土交通省より新設住宅着工戸数が発表になりました。
気になる着工戸数ですが、前年同月比15%減の6万7791戸だったとのこと、
15%という数字は結構インパクトがありますね。
減少は3ヶ月連続とのことです。

賃貸住宅に関しては、相続税の増税を控えた個人の節税投資の影響もあってか、
15カ月連続のプラスになったそうですが、消費増税の影響もあって戸建や分譲住宅の着工数が落ちたとのこと。

ちなみに持ち家は22.9%減の2万2288戸、分譲住宅は27.1%減の1万7437戸だったそう。


このニュースに加えて先日総務省が発表した
住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(平成26年1月1日現在)
のことも少し頭をよぎりました。

前年に比べ24万強の人口が減ったというのも気になりますが、
人口減少した都道府県が39にもわたり、
人口が増えたのは宮城、埼玉、東京、神奈川、愛知、滋賀、福岡、沖縄の8都県だったとのこと。

東京が増加数、増加率とも1位の6万7539人(0.53%)ということで、大都市圏への人口流入が目立ちます。
ますます一極集中の傾向が今後も続くような勢い、そういったことも賃貸住宅の着工数だけが
伸び続けていることと関連があるように思います。

とはいえ、実際に計画にたずさわっていると東京近郊の埼玉などでさえ、
現況で賃貸は採算が合うかどうか怪しい状況です。

果てしなく経済性、利回りのみを追求した建築が数年、数10年後
一体どうなってしまうのでしょうか。




荻原雅史建築設計事務所
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by masashiogihara2 | 2014-07-02 12:05 | スタッフ
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